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地域支援課 2018.07.07

家族介護者教室を開催しました。【地域支援課】

 

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平成30年6月27日(水)、今年度1回目の家族介護者教室を開催しました。

今回は、「高齢者の食事について ~低栄養とフレイル、効果的な運動とは~」という内容で、

当法人の管理栄養士と理学療法士よりお話しをさせてもらいました。

 

フレイルとは、老化に伴い筋力や活動が低下している状態をいいます。高齢者の多くはフレイルの

状態を経て、介護が必要な状態となるため、早期発見をして対処することが重要といえます。

管理栄養士の、「フレイルは防ぐこともできるし、改善もできるのです。」という説明に、皆さん熱心に

耳を傾けていました。

 

フレイルの予防・改善 には筋力や筋肉量を維持・増加させることが重要となります。

そのために有用とされているのが栄養運動、そして社会参加です。

それぞれ単独で取り組むよりも、併せて行なう方が効果が得やすいといわれています。

フレイルの予防・改善に必要な栄養素として「たんぱく質」「ビタミンD」「カルシウム」を摂りましょう、

と説明がありました。

また、理学療法士からは、健康寿命(健康上の問題がない状態で日常生活が送れる期間)を

延ばすための効果的な運動として「※有酸素運動」が紹介されました。

//////※有酸素運動…ウォーキング、ノルディックウォーク、水泳、踏み台昇降運動、ヨガなど

 

講義後には、調理方法のデモンストレーションや、少しの工夫で食事の質を改善できる一工夫レシピの紹介もあり、少しではありましたが試食もしていただきました。

(今回のメニュー:鮭のホイル焼き、エネルギーアップおにぎり、しらすチーズトースト)

 

参加された皆様からは、「フレイルという言葉を初めて知り勉強になりました。」、「今まで以上に

食事に気を付けたい。今日のレシピも参考にしたいです。」、「予防・改善には、食事だけでなく、

運動も大事だと分かりました。」などの感想が聞かれました。

 

次回介護者教室は、9月に「高齢者の消費者被害について」という内容で開催予定です。